劣等感と焦燥感と敗北感のミルフィーユ

29才女性 人生へのとめどなき、根拠なき不安を解放する日記

人間関係構築コンプレックス

 

恋愛経験が乏しいままに結婚して数年、

もっと恥を恐れずたくさん恋愛に挑戦しておくべきだったと、改めて痛感する。

淡く甘酸っぱい胸キュンみたいなものではなく、

痛々しくて恥ずかしい人間臭い恋愛にチャレンジしておくべきだった。

 

両親はある出来事をきっかけに夫婦関係が破綻していて、

それを十数年毎日見て来たものだから、

どんなに仲睦まじい夫婦でも、年齢を重ねたら必ずいがみ合い軽蔑し合うものなのだと本気で思い込んでいた。

ここ数年、友人や職場の話を聞いているうちに、どうやらそうではない夫婦もそう珍しくはないことを知った。

しかし、私は恋愛経験も少なく、身近な例がこの様でしたので、良い妻の姿がよく分からず、良い夫婦を運営できる自信が全くない。

 

恥ずかしながら、思春期に異性に揶揄された経験が深く残り、

何年経とうが異性に対して常にうっすらと「怖さ」を抱き、

私なんかの好意は笑いものにされると思って、

異性や恋愛に積極的になることも怖かった。

 

だけど私、本当は多分、承認欲求が強いのだと思う。

若い頃にがむしゃらに恋愛することもなく30を目前にした今、

他人からの社交辞令を受けただけで、久しぶりに心に光が差す感じがした。

こういう思いを十代から二十代にかけてもっとたくさんしておけば、

他人におだてられても一切揺らがない強い意思を持てたのだろうか。

 

本当は自意識過剰で常に構ってほしくて誰かに認められたいけれど、

そんな自分はきっと気持ち悪がられると想像し、

自己主張できないまま、まるでクールな人間のように過ごしてしまった代償か。

この先数十年続くであろう夫婦の運営のために、もっと他所で修行を積んでおくべきだったのかも知れない。