劣等感と焦燥感と敗北感のミルフィーユ

23才恋愛経験なしの営業職女性が、迫り来るリミットに焦りながらも過去の思い出にすがり続ける無様な様子。

人生が長い。輝けるときはほとんどないのに。

高校や大学という、いわば恋愛するための期間とも言える7年間、
私は一体何をしていたのだろうか。

一方的に好きになることしかなく、思いを伝えたのはたった一回のみ。

あまりに枯渇した生活から逃避したく、高校時代に公開された恋愛漫画実写映画を見た。

あまりのピュアさと爽やかさに、こんな恋愛が出来ると信じて疑わなかった高校時代の自分を思い出した。

続けて同じ俳優が出演する恋愛ドラマも見た。
これが放送されたのは大学に入学した年。
つい昨日のことのようだが、もうすでに4年も前のこと。

たくさんの恋愛ドラマや映画が浪費されていく中で、
私だけなんの成長もなく、昔の自分の期待に一切応えることなく、何年も何年も同じようなやり場のない感情を繰り返し続けてる。

実体験がない分、作られたものに他人の恋愛を学んでいる節は否めない。
これが高校生や大学生を題材にしたものであれば、「好きです」という告白があるが、
それを過ぎれば、なし崩し的な交際や体の関係から始まる交際ばかりで、言葉で思いを伝えるシーンが描かれるものは圧倒的に少なくなる。

つまり、私は分かりやすく段取りを踏む恋愛を練習できる期間になにもせず、もう取り返しのつかない場所まできてしまったのだ。

なにも考えずに片想いだけで立派な恋愛となっていた頃に戻りたい。いや、戻れないが…