12年前に放送されたときから私は、
1リットルの涙というドラマが大好きで、
台詞も暗唱できるくらい、何度も何度も見返している。
大人になるにつれ、頻度は減ったものの、
今でも一年に1、2回は見たくなるときがきて、
原作の本と合わせて見返している。
このドラマを見るたび、
本を読むたび、
惰性で生きている自分が情けなくなる。
やりたいこともない、夢中になれることもない、
人に張り合えることや誇れることもない
どう生きていくのが正しいのか分からなくなる。
私だって明日元気に過ごせる保証はないはずなのに、
ただ生きてるだけじゃだめなの?なんて情けないことを考えている。
やりたいことがたくさんあっても出来ない人がいるのに、
努力を嫌い、目標も夢もなくなめたことばかりいつも言っている。
気付いたときが吉日なんて言うのかも知れないけれど、
私はこうして毎回、1リットルの涙を見るたびに気付かされるのに、心情は年々悪化している。
今できることを一生懸命やるのが人間としてあるべき姿なのに、
どうしていつも言い訳ばかりしてしまうのだろう。